【このコラムで解決できること】
ウーマンズパビリオンはジェンダー平等や女性のエンパワーメントをテーマに、没入型インスタレーションや多彩なイベントを通じて新たな気づきを得られる場所です。
建築や空間デザインも見どころなので、ぜひ現地でその魅力を体感してみてくださいね。

全パビリオン制覇した万博オタク!
ウーマンズパビリオンの魅力をレポートしますね。
2025年大阪・関西万博 ウーマンズパビリオンってどんなところ?
パビリオンの特徴と概要
ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartierは、「When women thrive, humanity thrives ~ともに生き、ともに輝く未来へ~」をコンセプトに、ジェンダー平等や女性のエンパワーメントを中心とした展示や体験を通じて、すべての人々が能力を発揮できる社会の実現を目指しています。


ちなみに下の写真は2020年のドバイ万博の日本館のパビリオンです。


ウーマンズパビリオンは2020年のドバイ万博日本館のファサードを再利用しており、外観からも持続可能性へのこだわりが感じられますね。
アクセス・場所・開館時間など基本情報
ウーマンズパビリオンは万博会場の東ゲート側、日本館の隣に位置しています。


開館時間は毎日9:00~21:00です。
ウーマンズパビリオンというと女性しか入れないの?と思うかもしれませんが性別問わず誰でも入館できますよ。



私が行った時は4割くらいが男性でした
カルティエが協力する理由
ウーマンズパビリオンはフランスの高級宝飾品ブランド「カルティエ」が協力・出展していることでも話題です。



なぜカルティエが出展してるの?と思いました
実はカルティエは前回のドバイ万博でも「ウーマンズ パビリオン」を出展しています。
カルティエは、「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」という女性起業家プログラムを2006年から続けていたり、「カルティエ フィランソロピー」という主に発展途上国における女性や子どもの教育、医療支援も行っていたりとジェンダー平等や女性のエンパワーメントを推進するグローバルブランドのようです。
ウーマンズパビリオンに行ってきました
ウーマンズパビリオンは予約なしでもOK
ウーマンズパビリオンは事前予約も可能ですが、予約なしで入れます。
万博の待ち時間はかなり長いので、絶対に行きたい場合には事前予約をチャレンジしてみることもオススメ◎
私は事前予約は何度かチャレンジしたものの落選…ということで予約なしで行ってきました!


予約なしでもOKですが、待ち時間は覚悟すべき!
予約なしで行く場合、テーマパークのように長時間待つことの覚悟は必要です。
今回は6月の雨天時だったこともあり30分ほどで入場することが出来ました。



事前アナウンスは1時間だったのでラッキー!
ですが、土日であったり晴れの日はもっと並ぶ可能性が高いと思います。
私は万博に行く時は折り畳み椅子を持参しています。この椅子はお尻の部分にクッションがあるので長時間でも比較的お尻が痛くなりにくいですよ。
いよいよ入場!


入場時にはキンキンに冷えたおしぼりのサービスが!
常時行っているものか分かりませんが、蒸し暑い日だったので嬉しいおもてなしです。


中に入る前に館内での説明と音声デバイス&ヘッドホンを貰いました。
ヘッドホンを付けて音声を聞きながら館内をまわるようですね。


最初の部屋「YOUR NAME」では自分の名前を鏡のような画面に向かって音声を登録します。


ここで登録した自分の声が冒頭で流れる体験も…!
没入感が一気に深まる中でパビリオンがスタートします。
没入型インスタレーション体験
次の「THREE WOMEN」では作家・吉本ばななさんら3人の女性が映し出されます。


来場者は最も近くの部屋に自動的に案内されます。
行きたい部屋がある場合はその人の近くに立っておくのが良さそうです!


3人のうちの1人の人生を追体験する「THREE PATHWAYS」へ。
私はメキシコ出身の環境活動家、シエ・バスティダさんの部屋に案内されました。


幼い頃に体験した極端な洪水などで気候変動に影響を持ったストーリーを疑似体験。
映像、音響、空間演出とともに体感でき、心が揺さぶられます。


3つのグループに分かれそれぞれの人生を垣間見た後に「MA」で再び再会します。
天井から自然光が差し込む空間で、少し落ち着き自分自身についても振り返る時間となりました。



座禅や瞑想空間のようなひと息つける場所でしたよ。


その先の「PUZZLE BOX」では、女性や地球環境に関する事実を学ぶコーナー。


普段意識しないことにも目を向ける機会になりました。


最後の「YOUR HAND」の部屋では、吉本ばななさんや黒柳徹子さんなど世界で活躍する方々が画面に登場。
穴の中に手を差し込むと手のひらにメッセージが映し出される仕掛けがありました。



パワーが貰えますね!!


ウーマンズパビリオンには2階もあります!


階段を上がっていくと吹き抜けの庭園「UPPER GARDEN」が広がります。


今回の万博は庭園があるパビリオンが多いですが、ウーマンズパビリオンは繊細さと日本の庭園を感じました。
「UPPER GARDEN」からは大屋根リングを見ることが出来ますね。
「WA」スペースのイベント・プログラム
今回は入れなかったのですが、ウーマンズパビリオン内には「WA」スペースがあります。
ここでは持続可能性やジェンダー平等などのトークセッションが連日開催されているようです。
イベントの詳細や予約は公式サイトから確認することができます。


ウーマンズパビリオンはヘッドホンを装着しながら展示を体験できるので、映像や音響、空間演出が一体となった没入型体験ができ、見終わった後は余韻に浸ってしまいました。
限られた時間内では全ての女性のストーリーを見ることは出来なかったので、また行きたいパビリオンです。
【実体験】2025年大阪・関西万博ウーマンズパビリオンの見どころ3選
見どころ①:パビリオンの外観


2020年ドバイ万博での日本館の組子ファサードが今回の大阪・関西万博で再利用されています。
江戸切子のような繊細なデザインは見どころの1つです。
またカルティエ好きの人はパビリオンの随所にカルティエらしさが感じれれるという声もありましたよ。
見どころ②:没入型インスタレーション
自分の声を登録したり、ヘッドホンを通した音響や空間演出はウーマンズパビリオンの魅力です。
これらが組み合わさることで没入でき、感情を揺さぶられる体験が起こります。


見どころ③:「WA」スペースでの多彩なイベントやディスカッション
会期中は「WA」スペースで様々なトークセッションが開催されます。
詳細は公式サイトから確認することができます。


新規予約ができない日が多いですが、粘り強く確認していると予約が解放されていることがあります。
今回は「WA」スペースには入れませんでしたが、会期中に一度は参加する予定です。


「WA」スペースのトークセッションに申し込み完了メールによると、セッション後には優先的にパビリオン展示を見ることが出来るようです。
ウーマンズパビリオンを絶対見たい人はパビリオンの事前予約のほかにも「WA」スペースのトークセッションを申し込むという方法もありそうです。(※ウーマンズパビリオンの予約の他に万博の入場予約が必要になります)
ウーマンズパビリオンのよくある質問
質問①:女性じゃないと入れない?
性別や年齢に関係なく、誰でも入館できます。小さなお子様は保護者同伴が推奨されています。
質問②:予約は必要ですか?
予約なしでも入場可能ですが、混雑時は長時間並ぶ場合があります。
スムーズに楽しみたい方は事前予約がおすすめです。
質問③:混雑を避けるコツは?
「朝イチ」や「夕方以降」の時間帯が比較的空いています。
今回は梅雨の雨天時を狙ったところ30分で入場できました。
質問④:カルティエの商品は購入出来ますか?
パビリオン内でカルティエの展示や販売はありません。
ただ、カルティエをよく知る人ならそのエッセンスを感じ取ることができるそうです。
質問⑤:パビリオンを全部見るのに、どれくらい時間がかかりますか?
今回の滞在時間は約40分程度でした。
庭園の散策時間やイベントへの参加により1時間以上かかる場合もあります。
まとめ
ウーマンズパビリオンは、ジェンダー平等や女性のエンパワーメントをテーマに、没入型インスタレーションや多彩なイベントを通じて新たな気づきを得られる場所です。
事前予約を活用し、混雑を避けてゆっくりと体験するのがおすすめですよ。
建築や空間デザインも見どころなので、ぜひ現地でその魅力を体感してみてくださいね。