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【生理の回数】100年前に比べ9倍。女性の現代病との向き合い方

多くの女性が抱える生理に関連するお悩み。。
生理の辛さは人と比べにくいので、我慢してしまう女性も多いかと思いのでは?

生理痛は、痛みの程度、症状など人によっても、月ごとでも色々…

生理は長い付き合いだからこそ、「辛いのが当たり前」と我慢して生理のお悩みを抱え込まないでください。
生理痛やPMSについて理解を深めることで、私たちの快適な暮らし方につながります。

目次

生理の回数は、100年前に比べ9倍

100年前の女性が生涯で経験する生理の回数は約50回ですが、現在は約450~500回と推測されています。
「現代女性は100年前のおよそ9倍も多くの生理回数を経験している」と聞くと驚く方が多いのでは?
辛い生理のお悩みも実は当たり前のことではなく、女性の現代病と言えるかもしれません。

生理回数が増加した背景には、栄養状態の改善により、初潮の年齢が早まったこと、妊娠出産の回数が減少したため生理の回数が増加したこと等社会の変化があります。(また、妊娠中は女性の生理は止まり出産後も授乳の期間が長いと生理が再開するまでの期間が遅くなります。昔は粉ミルクもなく、授乳期間はその分長くなっていたようです。)

生理の回数の増加に伴う身体の不調、お悩みは現代女性にとって避けては通れない問題です。

生理痛は我慢しない

生理の回数の増加は、生理痛やPMSで悩む期間の増大につながります。
ですが、辛い生理痛を我慢してしまう女性は多いようです。

辛い症状を我慢してしまう理由の1つに、自分の症状が重いかどうか分からないことが挙げられます。
痛みの強さを客観的な数字で計測することは難しいですし、人にうまく伝えることも難しいですよね。
また、経血の出血量など、他人の事情は詳しく分からないという方が多いでしょう。
生理の諸症状について、客観的なデータを知ることは自分の生理と向き合うきっかけになります。

出典:働く女性の健康増進調査2018


働く女性の健康増進調査2018では、月経周期に伴う心身の変化により仕事のパフォーマンスが落ちている人は94%でした。
元気な状態の仕事のパフォーマンスを10点とした場合半分以下になると回答した人が約半数で、平均点は5.89点でした。
つまりほとんどの女性が生理に伴う症状により、仕事のパフォーマンスの低下を感じていることが分かります。

婦人科の受診も視野に

月経困難症の可能性も

生理痛の中で、日常生活に支障をきたすほど辛い症状があるものを“月経困難症”と呼びます。
月経困難症は、日本で800万人以上もの患者さんがいると推定されるほど、多くの女性を悩ませている疾患です。
辛い月経困難症ですが、800万人のうち医療機関を受診し、治療を受けている人はたったの10%と推定されています。

月経困難症は原因を明らかにして、それに対する治療をすることで症状の改善を行うことが可能です。
器質性の月経困難症は、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫など、直接的な原因となる病気を治療することで痛みの改善を図ります。
原因となる病気が明らかではない機能性月経困難症の場合は、低用量ピル、鎮痛剤(痛み止め)や漢方薬などの選択肢があります。

このように辛い生理痛は婦人科を受診することで、快適な暮らしにつながっていきます。

ピルの服用

低用量ピル生理痛に悩む女性の強い味方です。

月経困難症、PMS)、子宮内膜症と診断され、その治療を目的とした場合に保険適用で低用量ピルを使用することが出来ます。
様々なメリットが多い低用量ピルですが、副作用として悪心、嘔吐、頭痛や、わずかですが血栓症もあります。

ミレーナも視野に

低用量ピルは毎日決められたタイミングで錠剤を飲む必要がありますが、飲み忘れしやすいという声もあるようです。
低用量ピルが大変な方はミレーナと言う器具もあります。
ミレーナは女性ホルモンを徐々に放出することで、5年と言う長期間で生理の痛みや出血の量を減らすことができます。
保険適用できることや長期間の効果が期待できる点からコストパフォーマンスにも優れています。

器具を抜けば生理は復活するため、子供を作りたいタイミングで産婦人科の外来で抜くことも出来ます。
日本での認知度はまだあまり高くない印象ですが、私の周りでミレーナを装着した方の話を聞くと「ピルより簡単」「生理痛改善だけでなく肌もキレイになった」など生活のQOLが上がったという声を聞きました。

セルフケアで自分の身体を知る

不調を改善しながら、自分らしく生きていくには、セルフケアを行うことも大事。

食事や睡眠、運動など日常生活の基本を見直すだけでも、体の調子はずいぶんと変わります。
ストレッチやウォーキング、ヨガ、アロマセラピー、よもぎ蒸しなどなど、いろいろなリラックス方法があります。
自分の体と心がどう反応するのか確かめてみてください。セルフケアを取り入れながら自分の取り扱い説明書を作ります。

自分の体のことを知ると対策を立てられます。
医療機関を受診したり、セルフケアを行ったりすることで、私たちの快適な暮らしに繋げていきましょう。

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