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プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は本当に危険なの?【医学専門家】

このコラムを読めばプラスチック製のよもぎ蒸し椅子に関する疑問は解消できます。

なぜならば薬学研究者の経験を活かして書いた科学的根拠に基づいたコラムだからです。

この記事を書いた人

薬学研究者 Ryoさん

専門:東京大学薬学部卒/同大学院修了
実績:当メディアは年間利用者40万人以上
一言:根拠に基づく情報を発信します!

結論はよもぎ蒸し椅子はできれば木製などプラスチック製以外が良いです。なぜならば耐熱温度が十分なプラスチックの場合は皮膚から吸収されるとは医学的に考えづらいですが、吸収されると思ってしまうとリラックスできないからです。

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子について理解したうえで、よもぎ蒸しを楽しんでくださいね!

※よもぎ蒸しをサロン導入したいアナタは、まずは「よもぎ蒸し通信講座」から目を通しましょうね。

目次

よもぎ蒸し椅子の種類

よもぎ蒸し椅子は大きく4種類に分類されます。プラスチック製、木製、黄土製、ラタン製です。

Ryoさん

それぞれの特徴を解説していきますね!

種類① プラスチック製イス

プラスチック製イスは、よもぎ蒸し椅子の中で最も安くて数千円くらいで購入することができますよ。

Ryoさん

特徴についてはのちほど詳しく紹介します!


種類② 木製イス

木製イスは2-3万円くらいで買うことができます。

座る部分にクッションが付いているものは座り心地が良いですよ。

自宅よもぎ蒸し椅子ならば木製イスが最もおすすめ!


種類③ 黄土製イス

黄土とは鉱物を含む黄色の粘土のこと。

黄土を約1300℃以上で焼いた陶磁器をイス型にしたものが黄土椅子です。

約10-20kgとかなり重いですが頑丈なのが特徴です。価格は10万円以上しますよ。


種類④ ラタン製イス

ラタンとは東南アジア等に自生するヤシ科のつる植物のこと。

価格は10万円以上しますがオシャレなよもぎ蒸しサロンで導入されることが多いです。

背もたれがついていることも多くて座りやすいですよ。


この椅子はよもぎ蒸し専用ではなく、一般的なラタン椅子なので購入しないように気を付けてくださいね

Ryoさん

残念ながらラタン製よもぎ蒸しイスは楽天市場やAmazonでの取り扱いはないようでした。

プラスチック椅子のよくある誤解

誤解① プラスチックが化学反応する

プラスチックは化学反応するから怖いという声はよく聞きます。

むしろプラスチックは化学反応しにくいからこそお風呂の椅子や飛行機など様々な場所で使われていますよ。

プラスチックとは何か分からないからこその不安感かもしれませんね。

誤解② プラスチックが皮膚から吸収

皮膚からの吸収のしやすさの要因のひとつとして、その成分の大きさがあります。

成分が大きいほど、皮膚を通りづらくなるということですね。

プラスチックは高分子物質なので、基本的には成分が大きくて皮膚を通りづらいという特徴がありますよ。

Ryoさん

ただしプラスチックの中にもよもぎ蒸しに合わない種類があるので後ほど解説します!

プラスチック椅子の安全性の根拠

根拠① お風呂の椅子や湯船は問題なし

よもぎ蒸しで心地の良い温度はお風呂の温度と近いです。

お風呂にもプラスチック製品は多くありますね。お風呂の椅子や浴槽やシャンプーなどです。

お風呂で使うプラスチック製品は問題ないのであれば、よもぎ蒸し椅子も同様に問題はありません。

根拠② プラスチックの耐久温度は高い

プラスチックといっても実は様々な種類があります。

プラスチック素材耐久温度主な用途
ポリイミド(PI)300℃航空機
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)260℃調理器具
ポリフェニレンサルファイド(PPS)220℃キッチンや風呂場
ポリプロピレン80-120℃浴槽や容器
ポリエチレン60-80℃ビニール袋
ポリ塩化ビニル60-80℃食品トレイ
プラスチック素材の例

よもぎ蒸しの蒸気で最も熱い鍋の上は60℃前後なので、耐熱温度が80℃以上のプラスチック素材の椅子を使いましょうね。

根拠③ よもぎ蒸しの温度は高くない

よもぎ蒸しの蒸気で最も熱いのは鍋の上で温度は60℃程度であることが分かっています。

ただしコンロや鍋は100℃を超えることがあるので、コンロと鍋に椅子が触れないようにした方が良いですよ。

プラスチック椅子のメリット

強み① 他の素材と比べて安い

黄土製やラタン製が10万円以上なのに対して、プラスチック製は数千円。

安いので手の届きやすい金額ではあります。

プラスチック製はデメリットもあるので、2-3万円くらいの木製椅子が最もオススメですよ。

強み② 軽くて持ち運びが便利

プラスチック製であれば1kg以下のことが多いので持ち運びが便利ですよ。

黄土製は約10-20kgとかなり重いので、女性でも運べなくはないですが男性に任せた方が良いかもしれません。

Ryoさん

黄土椅子を運ぶ際に特に腰に気を付けてくださいね。

強み③ 衛生面に優れている

プラスチック製は表面がツルツルしているので清掃しやすいですね。

なので清潔な状態を保ちやすいです。

また最近では抗菌成分入りのプラスチックもあったりしますよ。

強み④ 自作ならばお風呂の椅子もOK

なるべく節約したいという方向けに、自作よもぎ蒸しを試してみました。

お風呂のプラスチック椅子の耐熱温度が80℃未満ではないことを確認する必要がありますが、お風呂の椅子でもよもぎ蒸しをできなくはないですよ。

Ryoさん

ただし見た目が良くないのが難点ですね。

プラスチック椅子のデメリット

弱み① 見た目が良いものがない

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は見た目が良いものがありません。

どのメーカーの製品も少し安っぽく感じてしまいます。

安っぽく感じると、よもぎ蒸しで気分が上がりにくいかもしれませんね。

弱み② 利用者が少なく口コミが少ない

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は人気があまりないので、口コミは多くありません。

口コミが多くないと良い製品なのか判断がつきにくいので購入しづらいですね。

弱み③ 素材によっては健康に害がある

80℃よりも低い耐久温度のプラスチック素材の場合は溶けてしまう可能性があります。

例えばポリ塩化ビニル(PVC)はよく使用されているプラスチック素材ですが、コンロや鍋にあたると溶けて悪臭がすることもありますよ。

健康にも害がある可能性があるので注意しましょう。

弱み④ コンロにあたると溶けることも

コンロや鍋は100℃以上になっている可能性があります。

よもぎ蒸し椅子にコンロや鍋が当たらないように気を付けることもできますが、耐熱温度が100℃以上ある素材を使う方が安心です。もし耐熱温度が低い素材の場合は溶けてしまうこともあるので注意が必要です!

弱み⑤ 素材が気になりリラックスできず

耐熱温度が低いプラスチック素材によっては健康に害がある可能性があるます。

体に害があるかもしれないと考えてしまうとせっかくのよもぎ蒸しでリラックスできないということになってしまうかもしれません。

リラックスできないのはもったいないので、その場合はプラスチック製以外のよもぎ蒸し椅子を選びましょうね。

プラスチック製よもぎ蒸し椅子のまとめ

結論はよもぎ蒸し椅子はできれば木製などプラスチック製以外が良いです。なぜならば耐熱温度が十分なプラスチックの場合は皮膚から吸収されるとは医学的に考えづらいですが、成分が吸収されると思ってしまうとリラックスできないからです。

もし自宅で気軽によもぎ蒸しを楽しみたい方は、下の記事をぜひ見てくださいね!道具の選び方や、メリットとデメリットを踏まえたおすすめランキングを詳しく紹介していますよ。

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